リヨンに住む女性の編み手による美しいパニエ。とても細いラタンを使いアンティークのパニエのデザインを現代に復刻させています。非常に凝った編み方で、色を変えながら編む技法は非常に細やか。こちらは、ラタンを染めて作っていますが、柔らかいピンクの色合いは、リネンのワンピースにぴったり。ファンがたくさんいるアンティークパニエのデザインで、非常に軽いので、お出かけ時に使える優れものです。

ラタンは、18世紀にフランスに伝わり、第二帝政時代には、最初の素朴な黒いバスケットが作られました。19世紀に入るとかご職人の創意工夫と技術によって、藁やいぐさ、ラフィアなどの新しい素材が開発されていきます。
このタイプのかごは、あまりに高価であったため、アジアの安価なかごに押されてしまい、1960年代には衰退してしまいました。
編み手も多くないので、貴重なかごとなっています。