女性らしい優しいピンクの装丁で包まれたディオールの愛らしい本。

フランス・ノルマンディー地方、グランヴィルに、
フランスで唯一、その名を冠した美術館が捧げられたデザイナーである
クリスチャン・ディオール。

この本は、20世紀パリオートクチュール界に華々しくデビューした
クリスチャン・ディオールと彼のメゾンの発展の記録です。

ディオール自身も植物を愛していましたが、
芸術と自然を愛した母マドレーヌの影響が、
彼の作品に見え隠れします。



画商の経験もあり、現代的な感覚を持つディオールは、
「花のような女性」をイメージし、1947年から1957年の10年間、
バラを連想させるような美しいラインを提案してきました。
なかでも有名な「ニュールック」は、
丸みをもったなだらかな肩、
細くしぼられたウエスト、フレアのたっぷりはいった長いスカートが特徴。
女性の服装に革命をもたらしました。

ディオール好きな方、ディオールの変遷に興味がある方が楽しめる本です。
寝室のベッドサイドに置いて眺めてみたり、リビングに飾っても素敵です。

＊その他のブランドの本もあります。